インジェクト止水工法 施工研修会 (基本編) 開催 (2023年3月9日・関東地区)
2023年3月9日(木)、田島ルーフィング㈱小台研修センターにてインジェクト止水工法の施工研修会 (基本編) を開催しました。
これまで新型コロナウイルスの影響を考慮して、リモート形式でのイベントがほとんどでしたが、3年振りに集合型の研修会として開催しました。
今回は基本編と題して、各種工法の概要説明の後、実践形式の研修として、ひび割れ漏水対策の止水工法「インジェクトパッカー工法」と、コンクリート打継部止水工法「インジェクトチューブ工法」の施工実習、並びに同工法の重要な工具であるTKS-110型ポンプの、注入開始から終了後の洗浄・メンテナンスに至るまでの一連の流れを実際に体験して学んでいただきました。
また実習の最後には、大量漏水対応止水工法「インバースバリエーション工法」の大型ポンプ(SKー45型ポンプ)を用いた注入デモンストレーション等を行い、インジェクト止水工法全体の理解を深めて頂きました。
参加者は、実習コースと見学コースに分かれて参加いただきましたが、見学コース参加者も積極的に実習にも加わっていただき、とても活気のある研修会となりました。
インジェクト止水工法は、材料の特性を理解し、適材適所で工法を使い分けること、そして現場に応じた処方を行うことが重要です。そしてその理論と共に重要なのが、高圧ポンプの取り扱いといえ、やはり実際に触って体験いただくことで、工具の使用やメンテナンスの重要性をご理解いただけたのではないかと思います。
今後も止水工事のノウハウの浸透を目指して、このような実践形式での研修会を各地区で企画していければと思います。

インジェクト止水工法の 概要と施工事例についての講義

高圧ポンプ(TKS-110型ポンプ)の 準備・注入・メンテナンスについての解説・実習

ひび割れ漏水を見立てての インジェクトパッカー工法の施工実習
